招待大会 [サッカー]
今日は曇り空。気温も低い。
チームの招待大会が行われた。
会場のHH山小は乾燥していたグラウンドが、前日の雨でよいコンディションになっていた。
六年生はこの時期になると、ミニ招待大会が頻繁に行われる。
思い出作りにもなるし、大きな大会では控えに甘んじていた選手の出場機会が増える。
我がクラブも、今年で9回目を迎えるチームの名前を付けたミニカップ戦を開催した。
今回も三組のクラブチームを招待して、4チームでのリーグ戦を組んだ。
・・・・が・・・・埼玉県の招待チームが前日の雨により、地元の大会が当日に延期になり、
欠席になってしまった。
仕方がないので、3チームでの総当たり2回戦でゲームを行う事にした。
したがって各チーム4試合を戦うという、とてもタフな大会になってしまった。
初戦の相手はM鷹市のクラブチームFCL。
小柄だがテクニックがある選手が沢山いる。
試合開始から早い寄せで、ボールを自由に持たせてくれない。
いつも立ちあがりに難のある我がチームは、
リズムを作れないうちに右サイドを突破され失点。
その後もリズムを取り戻せず、0:1で敗戦。
大事な初戦を落としてしまった。
いつも思う事だが、六年生はシュートの意識が薄い。
ドリブルと球回しの方に考えが偏り、ゴール前でもパスや突破を選択してしまう。
サッカーの本質をよく理解して意識を変えて行ってもらいたい。
第二試合はM市のJFC。
今シーズンからJ2に参戦するチームの地元だ。
このチームもテクニックがある。
おまけに体格の良い選手が多く、早くて上手いチームだ。
このゲームも出足が悪い。
DFのカバーリングの隙を突かれ2失点。
その後は早さにも慣れ、やっと自分たちの力が出せるようになり、
攻め込む時間が長くなったが、相変わらずシュートを打たずにボールを失う場面が多い。
後半の半ば過ぎにはラッキーなPKで1点を返すが1:2で二連敗。
FCLとJFCは引き分けたので、最下位で2巡目に臨む事になった。
昼食をはさんだ第三試合は、初戦で0:1と惜敗したFCL。
少しメンバーを変えているようだ。
こちらもGKをFWに、1,2戦で控えだった選手を先発で出場させた。
これが良い結果に繋がった。
思い切りの良さが良い方向に出て、5得点。
失点はなしで初戦の負けを取り返した。
次のFCLとJFCとの対戦が0:0の引き分けで、我がチームに”優勝”の目が出てきた。
こうなると選手達は現金なもので、目の色が変わってきた。
最終戦はJFCとの対戦。
ここで勝てば優勝。引き分けると準優勝。負けると三位。
これはとっても分かりやすい。
序盤から攻勢に出る。気持ちが入るとこんなものか・・・
先制点はゴール前の混戦から、こぼれ球をSが押し込んだ。
これは良い点だ。綺麗に決める得点も気持ちが良いが、
点を取ってやるという気迫が込められた得点も素晴らしい。
その後も攻勢が続く。1点を守ろうなんて気持ちはない。
前掛かりになった所でカウンターを決められ同点!
しかしこの日の選手達は気持ちが落ちなかった。
果敢に攻め込み・・・・
終了1分前。ゴール前から転がったボールにK太郎が反応。
迷わず右足を振りぬき・・・
20mのロングシュートがゴールに突き刺さった。
常にK太郎はゴールを狙っている。
この気持ちが優勝を手元に引き寄せた。
試合を見るたびに感じるが、絶対勝つと思う強い気持ちは、
自分の能力を100%引き出せる。
子供の場合は気持ちの強さによっては120%の力が出てくる。
あるゲームからグッと伸びた選手を何回も見ている。
この日はコーチからの罵声が少なく、選手達がのびのびプレーしていた。
初戦、2戦目で怒鳴られていたら、3試合、4試合目でのプレーが委縮して力を出せなかっただろう。
ベンチを気にしながらのプレーは、絶対に子供たちにさせてはならない。
子供は誉めて育てれば、グングン伸びるが、怒鳴ってやらせる指導は伸びに限界が来る。
この大会で選手達が得たものは・・・優勝と・・・
あきらめない気持ち(気持ちの切り替え)
戦う気持ち・・・・・・・・・・・・
仲間を信じる気持・・・・・・・
自分の能力を信じる気持。
等々・・・・
いいぞ!六年生!!
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